学習・ビジネスを効率化する集中力を高めるトレーニング4選

作業が捗らない、すぐに飽きてしまう。こんな経験したことありませんか?それは集中力が切れた状態です。抜け出そうにも慣れていないと中々、難しいですよね。そんなお悩みをお持ちの方のために、集中力を高めるトレーニングの方法をご紹介します。

そもそも「集中力」とは?

【1】集中力とは何?

自分が成すべきコトに集中して取り組める力。集中力が低いと、散漫になりやすく、物事にうまく取り組めない傾向があります。

【2】集中力の脳の構造・メカニズムとは?

視覚性トップダウン注意ならびにボトムアップ注意というはご存じでしょうか。これは脳が複数かつ膨大な物事を処理できるため、生体にとって重要な事項を決めている注意勧告のことです。『ボトムアップ型注意』の状態は、能動的にこなしてしまう状態です。「家の鍵を閉めたかな?」「コタツは消したっけ?」となってしまうのも、この状態であるのが原因です。当たり前のように繰り返していることは、脳が重要なことだと思いませんので、記憶しておくことが難しく、覚えていないのです。
『視覚性トップダウン注意』が、脳が重要だと判断したものです。この状態にあるものは、記憶がハッキリとして明確に物事を覚えています。初出社の日とか、時間が長く感じますよね。まさにこの『視覚性トップダウン注意』の状態です。意識がはっきりして些細なコトでもきちんと覚えられます。反面、時間が長く感じられますので、体力的な消耗を余計に感じてしまう場合も多いでしょう。常に脳はどちらかの状態です。どちらが良いとは言いませんが、あなたが取り組みたい作業は、どちらの状態で望むべきなのかを知っておくべきです。
例えば、勉強して覚えておく必要があるなら、『視覚性トップダウン注意』を発揮して、記憶力を増した方がいいでしょう。疲れを少なく長時間はげみたいなら、『ボトムアップ型注意』を発揮した方が、ずっと続けられるでしょう。それぞれ良い点と悪い点があるので、自分の作業にあった方法を模索しておきたいですね。

【3】集中力が続く人・続かない人の違いって?

何もトレーニングを積んでいない人だと、好き嫌いに大きく左右されます。好きだからこそ、長時間集中出来るし、嫌いだから、飽きやすい。つまり、誰だって集中力はあるし、ないとも言えるのです。今、あなたが何か集中出来なかったとしても、それは嫌い、もしくは得意ではないことだから、集中出来ないだけだと、考えておきましょう。けっして、能力が低いとか、才能がないとか、そんな心配をする必要はありません。

【4】実際集中力が続かないとどんなデメリットがある?

物事は何でも時間=成果になります。クリエイティブな仕事で素晴らしい思い付きがある場合を除き、基本的に時間=成果の構図は崩れません。時間をかけた分だけ成果が良くなるのです。ですので、集中して物事に取り組めると言うコトは、この大事な時間を際限なくつぎ込めるというコトになります。逆に集中力が低ければ、時間を費やすのが困難になりますので、成果はどうしても悪くなってしまうでしょう。集中力を高められるなら、一刻早く高めておくべきなのです。

自分は集中力がある?集中力の有無を確認する6つのチェック項目とは

【1】CHECK1:夜更かしをするコトが多い?
【2】CHECK2:待ち合わせで1時間以上待っても平気?
【3】CHECK3:トイレやお風呂が長い?
【4】CHECK4:メールやスマホが気になってしまう?
【5】CHECK5:複数の作業を同時進行できる?
【6】CHECK6:作業をするとき音楽をかける?
YESはいくつありましたでしょうか?質問からもわかると思いますが、集中力が切れる要因になるものを順番に上げていきました。YESの数が多いほど集中力が散漫になりやすいタイプと言うコトです。
もしも、YESが4つ以上ある場合、集中力が足りないと悩んだことがあるかもしれませんね。でも、安心してください。集中力はトレーニングを積むことで、高めることが可能です。

集中力は開発できるもの?その根拠とは?

【1】集中力はトレーニングで鍛えられるものなの?その根拠とは?

座禅というのはご存じでしょうか?畳の上に座り、姿勢を正して身動きをしないアレです。棒で肩を叩かれている姿をテレビなどで目にした人もいるでしょう。初めて座禅に取り組んだ人は数分も持ちませんが、慣れた人はそれこそ、何時間も身動きを取らずに制止し続けられます。最初にそんな達人を見るとまるで別次元の人間のように思えてしまいますが、特別な才能や能力があるというわけではないのです。トレーニングを続けると、何時間も座禅が出来るようになります。つまり、トレーニングを積めば、誰にだって1つの物事に集中出来るようになると言えるのです。

【2】人間が集中力を発揮するとどれくらいの可能性がある?

スポーツの世界では最近よく目にするようになりましたが、『ゾーン』という状態があります。これは集中力を極限まで高めて、1つの物事に集中している状態です。ゾーンに入るとどれくらいの力が発揮されるかというと、1秒が数十秒に感じられたり、あっという間に日が暮れていたり、自分の能力を遙かに超えた力が出せたりするのです。フロー状態と呼ぶこともあります。『火事場の馬鹿力』と同じ力だと思って間違いないでしょう。極限まで追い込まれると人間は誰だって、自分の想像を何倍も超えた力が出せるのです。ゾーンに入ってしまえば、周りのコトなんて一切気にならず、物事に集中して取り組めるのですから、結果が出るのは当たり前ですよね。こんな素晴らしい力が集中力。それがトレーニング次第では、いつでも高められるようになりますので、ぜひ手に入れておきましょう。

集中力を高めるトレーニング方法4選

【1】トレーニング1:ポージング

難易度:☆☆☆☆★
方法:状態を切り替えるためのポーズを作る。ガッツポーズ、両頬を両手で叩くなど。
特徴:心を動かすには体を動かした方が早いのです。
トレーニングのコツ:手っ取り早く集中力をつけたいなら、自分の好きなポーズ、元気が出るポーズなどを作って条件付けをしておきましょう。

【2】トレーニング2:瞑想

難易度:☆☆☆★★
方法:姿勢を正し、心静かにその状態をキープする。
特徴:やろうと思えばどこでも取り組むことが可能。
トレーニングのコツ:目を瞑ってジッとしていると恥ずかしいので、なるべく個室で取り組む。場所がなかったらトイレなどでも出来ます。

【3】トレーニング3:習慣化

難易度:☆☆★★★
方法:やるべきコトを毎日の生活の中に組み込む。
特徴:毎日のやっているコトはなにも考えていなくても取り組めますし、成果も最低限以上のものが出せるようになります。
トレーニングのコツ:何があっても毎日続けることが重要です。習慣化とはまさに食事や睡眠などと同じように毎日繰り返し行うことで身についていくのです。

【4】トレーニング4:言語化

難易度:★★★★★
方法:自分が理想となる姿を言語として口にする。
特徴:言葉は何よりにも勝る力です。どんな状態になりたいのかを明確にしておかなければ、神様にだってあなたの状態を変えることは出来ません。
トレーニングのコツ:自分がなりたい姿を明確にイメージして、それをハッキリと言語化してください。周りにいる憧れの人などを参考にしてみるのもいいですね。

トレーニングを正しく行うために知っておくべきポイントと注意点

【1】能動的にやらない

トレーニングは無意識でやっても意味がありません。短時間であっても集中して取り組むことが重要です。

【2】ご褒美を用意する。

何かメリットがなければ、どんな動物でも芸は覚えません。人間も同じです。トレーニングを頑張ったら休憩を入れるなど、自分が嬉しいご褒美を用意しておきましょう。

【3】酒や薬、嗜好品などによって集中出来ないときもある。

どんなにトレーニングをしても、シラフでなければ結果は出ません。それはトレーニングの時も同じです。集中力を高めるトレーニングをしようと思ったら、平常心を保てなくなるものを取り入れるのはやめておくべきです。

生活習慣から意識を!集中力を高めるための生活のコツ

【1】食事
お腹いっぱいになると、眠気が襲ってくるために食べすぎは集中力を切らす原因になります。
【2】睡眠
こちらも上記と同様に、眠気が増してくるとなにも手につかなくなります。それどころか姿勢を正すことさえ難しいでしょう。できるなら仮眠をして眠気を取っておきましょう。
【3】運動
適度な運動(ストレッチ程度)なら良いのですが、バテるまでやってしまうと、体が休もうとしてきます。眠気が出てくると最悪なので、デスクワークが待っている場合には、運動はストレッチ程度に抑えておきましょう。
【4】入浴方法
なにもアイディアがないときにお風呂に漬かっていると、色々なアイディアが浮かんできます。ですが、なにかに取り組んでいる場合には、その色々なアイディアが邪魔になってしまうこともあります。すでにやるコトが決まっているなら、入浴時間は短めにして、アイディアを取り出さないようにしましょう。
【5】姿勢・呼吸 など
様々な意見はありますが、基本的に『楽な姿勢』が1番です。どんなに優れた姿勢であってもそれが原因で集中出来なければ意味がありません。
トレーニング次第では改善されますので、座禅などに取り組んでみましょう。

まとめ

集中力はトレーニングを重ねることでいくらでも自分の思うように高めていけるようになります。そのために普段からの心がけが非常に重要です。別にコトに目がいきそうになったら、トレーニングを思い出し、自分をコントロールしてください。視覚性トップダウン注意ならびにボトムアップ注意を理解し、自分がどちらの状態を求めているのか、知ることも重要です。取り組みたいものに関して、積極学んでいきましょう。

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