スタンフォード大学マインドフルネス教室in東京

みなさん、こんにちは。

アクティビスタの活動内容について紹介していきたいと思います。今回は、昨年2017年9月9日に行った「スタンフォード大学マインドフルネス教室 in 東京」について紹介します。

講師紹介

スティーヴン・マーフィ重松先生

今回のマインドフルネス教室の講師はスティーヴン・マーフィ重松先生と奥様のチナさんです。マーフィ先生はハーバード大学で心理学の博士号取得された後、ハーバード大学、東京大学、スタンフォード大学で教鞭をとられました。現在ではスタンフォード大学ライフワークス・ファウンデイング・ディレクターを務めていらっしゃいます。

マインドフルネス」とは前回の記事で紹介させて頂いているので、ぜひご覧ください。

また、マーフィ先生は「スタンフォード大学 マインドフルネス教室」の執筆もされています。この本では、マインドフルネスの概要だけでなく、科学的根拠についても説明されています。

”今”に集中するということ

皆さんは普段どのようなことを考えていますか?過去の失敗やこれから起こるであろう不安なこと。今を生きていても、意識が過去や未来にいってしまうことが多いと思います。

急激な生産性向上の裏に、ストレスフルな生き方を強いられる人々が大勢います。そんな現代だからこそ、もう二度と来ないこの瞬間に集中することが大切になるのではないでしょうか。

【Mindful:念 (今:now 心:heart) いまここ、あるがまま】

一回だけマインドフルネス教室に参加し、マインドフルネスの方法を習得するのは難しいと思います。それに一回で終わりになるものでもありません。普段の生活の中に、”今”を意識する時間を設けることが大切なのだと思います。

文字で説明すると難しいマインドフルネス。話が少し変わりますが、皆さんはどの種類のスマホを使っていますか、そこのiPhoneを使っている方!アプリの「ヘルスケア」を探して開いてみてください。すると下のような画面が出てくると思います。ヘルスケアとは健康面を管理するアプリですが、その項目の一つに「マインドフルネス」が入っています。さらに「マインドフルネス」の項目をタッチするとなぜマインドフルネスが必要なのか、どのようなことをすれば良いのかの説明をしてくれる50秒ほどの動画がありますので、ぜひお時間がある方はみて見てください。とても可愛い絵でわかりやすいですよ。

iPhoneを使っていない、持っていない方は友人や家族に借りて見てみて下さい。と言おうと思ったのですが、YouTubeにも同じ動画があったので、リンクを貼っておきます。

まずは、深呼吸から。日常生活で落ち着く時間を意識して設けることから初めてはいかがでしょうか。

参加者の声


胸に残った言葉たち

*Humans are imperfect. 過去でも未来でもない、今あるがままの自分を受け入れて、「変化」を楽しむ。

*Half is whole…人はいつも、半月の様に見える。太陽に当たっていない影の部分は、無意識に否定したり、自分でも気づいていなかったりで、忘れてしまっている。でも本当は、まるい月。Mindfulは、自分のあるがまま、wholeを感じて、影の部分も気づき、受け入れること。

*金継ぎの精神…割れてしまったお椀を金で繋げる。わざわざ傷を目立たせる、そこに潜む美学。失敗しても良い、経験で強くなるから。人に自分の弱さを見せていい。そうすれば他人もあなたにオープンになって、繋がり”connection”が生まれる。

*Wounded healer…Your most effective ministry will come out of your deepest hurts. 自分が意識的/無意識的に隠している部分や傷に、気づけている状態がmindful. それに気づけて初めて、他人の痛みが分かるようになる。

*Stanford “duck” syndrome…全てが順調で、なんでも出来て、明るくてヘルシーに見える学生たちの大半は、水面下で必死に足をもがいて、心の苦しみや不安を抱えている。

*Learning is experience. Everything else is just information. 教育は、もっと深いものでなくてはならない。

*人生の目的は「感じる」もので、知るものではない。

*Listen to your heart…心や直感に、答えは既にある

*What makes you come alive?あなた自身が、いきいき・わくわくすることはなに?世の中が何を必要としているか問う必要はない。何が自分をいききさせるかを問い、それを実行するだけ。世の中が求めているのは、いきいきとした人たち

*自分は人生に何を求めているのかと問うのをやめ、人生は私に何を求めてるのかを問う。自分の期待や予測に沿ったことばかりが人生で待ってるわけではない。そんな時、それにどんな意味があるのかを問う姿勢。


【マインドフルネスという生き方】

誰もが自分の可能性を信じ、倖せな日々を送るためにも一人でも多くの人にこの生き方を知ってほしいと改めて感じました。

今回、一番心に届いたのは

「変える」と「変わる」

一字違いの、似て非なるもの

「変える」の前提は
今が間違っているということ

「変わる」は、あるがまま
不完全さも無条件で受け入れる
そこからがスタート

満月でも欠けていても月は月

輝く面に意識が向きがちなところ
欠けた面にも意識を向けてみようと思います。


癒しだけでなく、多くのことを気づかせてくれるマインドフルネス。アクティビスタではマーフィ先生のマインドフルネス講演会の企画・運営をお手伝いしています。興味や関心がある方、またマインドフルネス講演に関するご質問など、ぜひご連絡ください。

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