みなさん、こんにちは。
アクティビスタの活動内容について紹介していきたいと思います。今回は2018年7月31日から8月2日の期間で私がスタッフとして参加させていただいた「夏の大冒険!!夏休み無人島キャンプ in 田島2018」について紹介します。
「無人島 田島」とは
今回行った無人島の名前は「田島」。長崎県にあり、面積は東京ドームより少し大きいくらいです。約30年ほど前までは人が住んでいたようですが、現在は誰も住んでいません。もちろん電気、ガス、水道はなく、自然が広がっています。写真にある事務所から船で約5分ほどで田島へ到着します。
今回の無人島キャンプの目的
今回の無人島キャンプの対象は、小学3年生〜中学生でした。キャンプの目的は『子どもに「できた!」の感動体験を提供する。』です。ただ無人島でのサバイバルスキルを教えるのではなく、無人島での成功体験を普段の生活へも応用できるようにという考えで子どもたちと接することを心がけました。また、毎日振り返りシートを記入してもらい、「今日できたこと、できなかったこと」などを振り返る時間を設けていました。「昨日はできなかったのに、なんで今日はできるようになったんだろう。」「うまくいかなかったのは、なぜだろう。」とできたこと、できなかったことについて考え、次に繋げることができるような取り組みも行いました。
いざ、田島へ
本島にある事務所から船で田島へ向かいます。島に広がる自然を見て子どもたちのテンションも上がります。楽しいアクティビティの前に今回参加するメンバーの自己紹介や呼ばれたいニックネームを決め、この2泊3日の無人島キャンプで自分の中で目標にしたいことを各自で考え、シェアします。2泊3日の中でも、「最初に決めた目標ってなんだっけ?」と自分たちでの設定した目標を振り返るきっかけになるような声かけも行ないました。自己紹介が終わった後は、海を見ながらお昼ご飯。とても穏やかで、綺麗な海でした。
自分で使うものは自分で!
無人島に滞在している間に使う食器も自分たちで作ります。田島にはお皿や、コップ、箸はないけど、食器になる材料はあります。今回は竹をのこぎりやナタ、ナイフなどを使って自分たちで使うMy 食器を作りました。のこぎりやナタ、ナイフは使い方によっては危険な場合もあります。危険だから使わないのではなく、どのように使うと危険で、危険ではない使い方はどのようなものなのかを伝えます。自分で作った竹の食器は愛着がわき、毎食使っただけでなくお土産として持って帰る子もいました。
お風呂も自分たちで準備します。水を運ぶだけでなく、温めるための火もつけなくてはいけません。「どうすれば火が着くのか。」を教えるのではなく「どうすれば火がつくと思う?」と問います。最初は大きい木に火をつけようとしていた子も、小さい枝の方が火が着きやすい。枯れ葉の方がさらに火が着きやすいことに気づきます。気づけばドラム缶風呂を温めるための準備だけでマッチを一箱使い切ってしまっていました。無人島へ持ってきているマッチは2箱。子どもたちは焦りながらも、マッチは無限にあるものではないことに気づいたようでした。「お風呂沸かすときはボタンを押すだけ。」の生活からお風呂の準備だけで1時間。さらに温まるのを待たないといけない。今の当たり前がどれほど便利なものなのかを体感したようでした。
食事の準備も自分たちで行います。ご飯は羽釜で炊きました。先ほどのドラム缶風呂で学んだことを活かし、今回はスムーズに火をつけることができたようでした。私自身も羽釜のご飯は初めてだったのですが、ご飯も、底にあるおこげも最高に美味しかったです。同時にカレーも作り、無人島に美味しそうなカレーの匂いが広がりました。無人島での生活は、普段の生活の”当たり前”が通用しません。
「あーー!カレー美味しかった!」
の後は後片付けがあります。自分たちの食器や、カレーの鍋、羽釜の片付けまできちんと行います。いつもはお父さん、お母さんがやってくれていると思いますが、無人島にはお父さんもお母さんもいません。片付けまでが食事なのだという意識を持てた子もいました。
食事の準備と同時進行していたテント準備。みんなで協力しながらテントを建てて自分たちで寝る場所を確保します。普段はクーラーがある部屋で寝ている子も、無人島にはクーラーはありません。しかし海からの風もあるので、私は暑くて寝られないということはありませんでした。電気もないので、夜は真っ暗です。その分星がよく見えます。天候には左右されてしまう部分ではあると思いますが、運が良かったら最高の星空も見ることができるとのことでした。
無人島田島の紹介ですが、まだまだ1日目です。今後も無人島田島についてのまとめ記事をアップしていきたいと思います。無人島での研修やキャンプ、無人島でのイベントなど興味のある方はぜひご連絡ください。
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